わんぱく通信
2021.11.01
新型コロナの感染者数は、急激に減りました。
その理由が解明されていないので、心配ではありますが、久々に世の中が明るくなってきたように思います。
秋本番、読書の秋と言われていますが、老眼と共に本を読むのがだんだん億劫になるものだと実感します。
そんな折、雑誌のあるエッセイが目に留まりました。
思わず読みたくなるキャッチ―なタイトルは、“幸せの呪縛”、書いたのは北川 悦吏子さんです。
「ロングバケーション」,「ビューティフルライフ」,「半分、青い」など、大ヒットドラマを手掛ける脚本家,映画監督,エッセイストです。
幸せになりたいと、と思って生きてきた。今も幸せになりたい、と思っている。
さて、しあわせを感じる時というのは、美味しいものを食べた時とか、
機嫌のいい日にふわりといい風が吹いた瞬間とか、そんなものではないのだろうか?
もしかして、しあわせは目指すものでないのないんじゃないか、という気がしてくる。
しかし、自分なりに真面目に人生を生きようとする人には、
きっとしあわせは、ひょいっと顔を覗かせるのだと思う。
どんな人にでも
難病に苦しめられている北川さんの来歴を知れば知るほど、より心に染みる秋の夜です。