わんぱく通信
2022.06.01
国がまとめる「骨太の方針」は、6月に正式にまとまるそうです。
その概要が、少しづつ見えてきました。
その中に、「マイナンバーカード」も言及されているとのことです。
マイナンバーカードは、令和4年度末に、ほぼ全国民に行き渡ることを目指すそうです。
平成28年マイナンバーが配布され、約6年かけて今の普及率は約4割です。
残り10カ月程度で、ほぼ全国民に普及させるのは、いささか無謀と思えます。
「骨太の方針」には、マイナンバーカードの保険証利用が進むよう、2年後の令和6年度中に、今使っている保険証を原則廃止するとのことです。
何の不自由を感じていない保険証を廃止するといったやり方は、いささか強引かと思います。
普及が進まない理由は、次の5つと思われます。
① 個人情報漏洩のリスク
② セキュリティ体制への不信感
③ 銀行口座との紐づけへの不安
④ 通知カードで間に合っている
⑤ 必要性を感じていない
にも関わらず、普及促進策は、商品券配布であったり、ポイントを付与です。
マイナンバーカード普及活動から私たちが学ぶことは、
飴と鞭でなく、根本問題を直視し、支援の工夫を図ります