わんぱく通信
2022.07.01
ネットショッピングは、私たちの日常に定着し、ワンクリックで、驚くほどの早さで商品が自宅に届きます。
パソコンの先には、数多くの商品があり、自分が欲しいものを、
安価に手に入れることができます。
一方で、先月半ばに小さなニュースが掲載されました。
世界最大のショッピングサイトの荷物を配達するドライバー10人が労働組合を結成したそうです。
組合を結成した10名は、ショッピングサイトと業務委託契約を結んでいる個人事業主です。
このドライバーの方々の1日に配達する荷物量は、以前の2倍の約200個に増加し、1日12時間という長時間労働が常態化しているのだそうです。
その理由は、ネット通販の普及に加え、コロナの巣ごもり需要で大幅に増えたためだそうです。
一方、配達料は日当制で、2年前から1万8千円で変わらず、高騰するガソリン代や車の維持費は自己負担だそうです。
当たり前のように享受している「便利さ」の向こう側に、
過酷な労働条件があると知れば、感謝の気持ちしかありません。
私たちも同じような悩みに直面してます。
送迎車のガソリン給油、休日利用のお弁当手配の度に、昨今の物価高を肌で感じながら運営しています。
先日、「昼食の利用者負担額をどうするか」をスタッフと議論しました。
わんぱくクラブは、8年前の設立以来、休日利用時のお弁当代は、400円/食の利用者負担ですが、子供たちが500円/食までのお弁当を自由にメニューを選ぶ方法としています。
最近の問題は、500円では子供たちが希望するお弁当が買えなくて困っているとの声がスタッフからあり、「利用者負担額を値上げしてはどうか」との提案がありました。
スタッフ全員で話し合った結果、わんぱくクラブも苦しいが、利用者の方々も物価高で同じように苦しんでいるはずです。
その上に、わんぱくクラブも値上げすることは、忍び難い。
今までどおり400円/食の利用者負担で、550円/食までのメニューを選ぶことに変更して、子供たちの希望に沿えるよう見直すとの結論に至りました。
物価高に負けるものかと踏ん張っているわんぱくクラブです。