わんぱく通信
2023.02.01
「厭離穢土 欣求浄土」
岡崎に在住し既に40年、恥ずかしながら何度読んでも読みが覚えられません。
それでは、岡崎市民としての名が廃ります。
そうだ、昔、なかなか覚えられない英単語も連想記憶で覚えたものだ!
abandon 「あ、晩だと勉強捨てる」
英単語連想記憶術ばりに、私が考案した連想記憶術を披露しましょう。
・えどに幕府を開いた家康公
・ごんぐが合図で天下分け目の関ケ原
「えど」と「ごんぐ」というキーワードがありさえすれば、
「おんりえど ごんぐじょうど」と読むことが出来るようになりました。
岡崎市民であるならば、押さえておきたい言葉ですので、是非、皆さん読めるようになりましょう。
さて、時は1560年、今から463年前の出来事です。
1月15日に放映された「どうする家康」の第2話でも放送されました。
当時19歳だった家康公は、今川方の武将として、尾張の織田信長と戦うため、危険を顧みず大高城に入城、そこで、桶狭間の戦いで義元が討死したことを知ります。
織田軍の追撃を避け、必死に岡崎まで逃げ帰った家康公とその家臣たちでしたが、大樹寺に入ったところで多くの敵兵に包囲されてしまいます。
戦況に絶望した家康は、見苦しく敵に殺されるよりも、先祖である歴代当主の墓の前で、潔く自ら腹を切ろうとしました。
そんな家康を止めたのは、後に大樹寺の13代住職となる登誉天室上人です。
登誉上人は、「厭離穢土、欣求浄土(おんりえど、ごんぐじょうど)」の教え……戦国乱世を浄土のような泰平の世にするべし……と説き、家康を思い留ませると同時に、為政者として理想を描くことの大切さを伝えたそうです。
今こそ、家康公の偉大さを知らしめるべく、短絡的なこの国の政府要人にこの言葉を贈ってやりたい。
ウクライナでの戦争の時、戦争を煽るのではなく、浄土のような泰平の世にすべく、外交努力を重ねるべし。
戦争ではなく平和を希求する想像力が必要です
わんぱくクラブを利用している子供たちが決して戦場に向かわないためには