わんぱく通信
2021.09.01
8月24日~9月5日に東京パラリンピックが大方の民意に反し、強行されました。
一方で、新型コロナ感染は、デルタ株の流行によって、子どもに感染する事例が増え、私たちも事業が継続できるだろうかと不安を感じている日々です。
そうした中で、パラリンピックサポートセンター理事長の小倉和夫さんという方が、パラリンピックの社会的意義の新聞記事を目にしましたので、紹介します。
言うまでもなく、パラリンピックの社会的意義は、共生社会の実現を目指すための「舞台」です。
選手は「舞台」に立つだけで、社会的意義があります。
何故ならば、選手のヒューマンストーリーを知ることが、障害に対する理解を深め、共生社会の実現につながるとの考え方です。
パラアスリートが絶え間ない努力で自身を鍛え上げ、障害を乗り越えようとする姿に敬意を表するのは言うまでもありません。
そのことを十分踏まえた上で、「個人の努力や能力で、障害は乗り越えるものだ」と強調されると、世間に誤解されかねない。
大切なことは、障害は個人の問題ではなく、社会の問題です。
変わらなければいけないのは、
障害者ではなく、まず社会である
このことを、真剣に考えていく必要がありますと結んでいます。
この大原則を忘れることなく、私たちも支援に取り組んで参ります。