わんぱく通信
2020.09.01
今年の夏は、コロナ真っ只中で、危険な暑さとなりました。
8月17日には、浜松で41.1度の最高気温が観測されました。
わんぱくクラブでも、子供たちをコロナと熱中症から守るために、
窓を開けて、エアコン全開の毎日です。
冷房効率を考えれば、もったいないという気持ちが簡単には拭い去れませんが、危険な暑さを乗り切るためには、今までの常識が通用しないようです。
最近のニュースを聞く限り、熱中症死は「夜の室内が最も危険」というのが新常識のようです。
「寝るときは冷房を切らないと体に悪い」という過去の常識を信じてエアコンをつけずに就寝していると危険なのです。
「2100年未来の天気予報」をご覧になったことはありますか?
地球温暖化対策が進まなかった場合の80年後を描いた動画を環境省がウェブサイトで公開しています。
このまま地球温暖化が進行すると、2000年頃からの平均気温が最大4.8℃上昇すると予測しています。
最高気温は名古屋は44.1度で、各地で軒並み40度を超えました。
気温30度以上の真夏日は那覇で184日、札幌でも40日に上り、予報士は猛暑による熱中症への警戒を呼びかけています。
ここ数日の天気を見ていると、地球温暖化の影響がひどくなるのは80年後のことではなく、もう「いま」のことのように思えます。
熱中症にならないために、換気しながら、一日中エアコンをつけておきましょう!
電気は使えば使うほど、化石燃料を燃やしていることも、命を守るために忘れようとしています。
エアコンは多くの電力を消費します。
一般家庭で消費する電力のうち、エアコンによる電力消費は、約6割を占めるといわれています。
私たちは、地球温暖化を自ら招いた結果、危険な暑さに苦しみ、エアコンを一日中かけてCO2を増やしています。
来年がさらに酷暑にならぬことを祈り、暑さを乗り切るトリレンマの夏
文責:近藤和幸