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わんぱく通信

忘れない支援:令和2年11月(Vol.62)

わんぱく通信

2020.11.01

11月になりました。

2カ月前、「今年は、ラニーニャ現象が発生した。」と気象庁が発表しました。

ラニーニャ現象になると、暑かった夏から、一気に寒い冬になるそうです。

子供たちも、スタッフも、気温変化に十分気を配らなければなりません。

 

 

さて、今月のテーマは、『忘れない支援』です。

 

130年ほど前、ドイツにエビングハウスという心理学者がいました。

エビングハウス博士は、『人の忘れ方』を数値化したことで有名です。

 

覚えるためには、繰り返しが必要ですが、一日経つと、かなりの忘れてしまいます。

反復回数を多くすると、定着率が高まります。

 

これが『エビングハウスの忘却曲線』です。

 

忘却曲線から読み取れることは、一度に集中して行う学習よりも、間隔をあけながら何度も行う分散学習の方が効果があるということです。

 

私たちも、この考え方を取り入れ、支援効果を高めていきたいものです。

 

 

 

わんぱくクラブでは、運動訓練を重点的に強化しています。

 

『子供たちは大喜びでわんぱくアスレチックで遊んでいるのに、何を今更?』

 

遊びは、認知のスキルを育て、高度な実行機能を高める効果があると言われています。

同時に、子どもを夢中にさせ、何度も繰り返し行わせる魅力があります。

 

遊びの中で上手にできないことがあったら、ちょっとした工夫で好奇心をくすぐり、そのコツさえ掴めれば、きっと自分から繰り返し挑戦するようになることでしょう。

 

 

今年の6月から2人の理学療法士が、新たにメンバーに加わりました。

 

 

理学療法士は、感覚統合の観点から、支援の充実に取り組んでいます。

子供たちは普段、「五感」に加え、「固有感覚」と「前庭感覚」という7つの感覚に接しています。

次々と入ってくるこれらの感覚を統合し、無意識に自分の身体をコントロールしています。

統合がうまくいっていないと、落ち着きがなかったり、乱暴な動作が多くなります。

 

 

一人ひとりの利用者に常に最適な支援を提供できる管理サイクルを廻します。

 

① 理学療法士は、遊びの中で、一人ひとりの感覚統合の特徴を把握します。

例えば、ボルダリングでは、固有感覚が必要になります。

手足を使うことで自身の身体のイメージを捉えることが出来ます。

さらに、姿勢を保つために体を固めたり、筋肉を使用したりすることで、脳の覚醒を高めます。

 

また、トランポリンでは、前庭感覚がまだ未発達の状態だと、ジャンプしたときにうまく着地できません。

また、身体が大きく揺れたりすることを極端に嫌がったりします。

 

そうした、子供たちの動きから特徴をつかみ、最も適した運動訓練方法を作ります。

 

 

 

 

② 次は、理学療法士と支援スタッフ(児発管・児童指導員・保育士)との毎週開催する会議で共有します。

日々の支援をするのは、支援スタッフです。

その子に適した動きを遊びの中に組み込む1日5~10分の支援を全員で協議し共有をします。

 

 

 

 

③ スタッフは、6カ月間、その訓練方法を支援の中に組み込みます。

 

 

④ そして、約6カ月間で成長した子供を評価し、次の6カ月の訓練方法を更新するサイクルを廻しています。

 

 

~ 忘れない支援とは ~

スタッフは、好奇心をくすぐる支援を忘れません

子ども達は、脳と体で得た感覚を決して忘れません

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